雨もまた楽し

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zoom RSS 飯豊縦走C 心

<<   作成日時 : 2016/09/19 19:58   >>

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山は姿を隠して、容易に「はじめまして」をしてはくれなかった。

そのかわり、たくさんの人の温かい心に触れ
旅を楽しめた。

初日、三国岳の避難小屋で休憩をしたあと、なんだか調子が悪くなって、スピードがガクンと落ちた。

あまりにしんどいので次の切合小屋での宿泊を考えた。
当初、計画を立てた時には1泊目は切合小屋だったし。

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とりあえず休憩しようと小屋に声をかけると、まだ若い小屋番さんが表れた。

そして私のすぐ後から、ボッカで上がって来られたおじさんが。
玉子とトマトを運んでこられたのであった。

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「トマトたくさん食べて」
「ほら、日本酒もあるし、ビールもあるし、一緒に飲も」

ボッカのおじさんに優しく言われて心はグラグラ。
しんどいのと相まって、もうここでよいか。。。と。

小屋番さんは自分の昼ごはん用に作ったにゅうめんを
「どうぞ」とか。

歩いている間はとてもしんどかったので、切合小屋に泊まろうと決めていたが、1時間半ここでのんびりさせていただくと、なんか復活した!

トマトのパワーかもしれない。
いけそうなんで、本山小屋へ進む。
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翌日、やはり予想通り雨。
雨だけならなんとかなるのだが、風も強い。
一緒に泊まった新潟からの3人組さんは梅花皮までゆくとのこと。
6時ころ出発された。
私は雨の様子をみて、8時すこし前に出発。
昨日民宿で一緒だったご夫婦は川入へ下りられるとのこと。
この雨であの岩場はなかなか厳しいかも。

昨夜の雨音を聞きながら、本山小屋で停滞するかと思ったが、とりあえず進んでみることにする。

雨も風もよわくなるかもしれないし。

期待は見事に裏切られ、雨は歩いているうちに強くなり、風は南側から吹き付けてくる。
休憩もままならない。
とにかく、とことこ歩いてゆくが、登山道も小川状態。

一番美しいであろう稜線歩きを、こんな天気で過ごすなんて(涙)

左からばかり雨風が打ち付けるので、そのうち衣服の左側が濡れてきた。

御西小屋までの2時間弱は休みなしでも歩けるけど、梅花皮小屋までの4時間は休憩できる場所とかあるんだろうか?あと1泊稜線上で泊まるゆとりがあるのだから、今日はそんなに無理して進むことないか・・・

とか思っているうちに御西小屋に着いた。
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誰もいないと思って中へ入ってみると・・・

あれ?小屋番さんが2人??
とりあえず、濡れたものは土間に置いて、ゆっくりしていきとゆうことになった。

まだ少し前へ進む気持ちがあったので、11時まで考えることにした。

今後の日程を聞かれる。
朳差から大石ダムへ降りようと思っていたが、今日、梅花皮まですすめないなら、飯豊温泉に降りようと思う・・・と。
で、飯豊温泉でできればお風呂入って帰りたいなあ・・・と。

が、しかし・・・
飯豊温泉は16日まで工事中なのでやっていない。
下にある国民宿舎も湯本が工事中なので休館中。

民宿をすすめられるが、それなら、明日1日で10時間くらい歩いて下まで降りねばならない。

稜線でもう1泊して、下は泊まらずに温泉だけ入って帰ればよいのだから、今日は御西小屋に泊まって、明日は門内小屋に泊まって、明後日稜線から下る・・・とゆうプランにすることになった。

御西小屋宿泊決定!
とゆうわけで、濡れモノを乾かし寝床を作る。
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ひとり誰もいない小屋で濡れそぼって悲しく時間を過ごさねばならないと思っていたので、彼らが小屋にいてくれたことは非常に嬉しかった。

小屋番の話、飯豊の話、熊の話、身の上話(笑)
ひとりは小屋番さんで一歳年上のKさん。
ひとりは登山道の保全活動のお手伝いに参加されてたKさんで、こちらは私より2歳年上。

同世代3人組であるw

保全活動Kさんの話もなかなかに面白い。
彼はリヤカーマンで、普段は町をリヤカー引っ張って歩いてるらしい。
そんな話やら。

昼前について、昼のラーメン、夜の焼き飯、朝の納豆ご飯・・・
作っていただいて一緒に食べた。
昼寝を挟んで、しゃべってしゃべって(笑)
ほんと楽しかった。

人っていいなあ・・・と。

朝ごはんの画像。
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納豆ご飯とナスと麩の味噌汁。
これ以上の贅沢があろうか。

ここ御西小屋はどこから上がってきても、1日ではこれないところ。

翌日、出発する時、ほんとになんだか涙出そうだった。
人恋しいとゆうかなんとゆうか・・・

見送ってもらって、がんばって出発した。
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この日は風もなく歩きやすく、時々景色も見えたりはしたが、見渡せるほどではなかった。
昨日無理して風雨の中を歩かなくてよかったな・・・と思いながら。
稜線なので、風が強いと厳しい。

このまま天気は回復するのかと思っていたら、昼頃にまた雨が降り出した。

梅花皮小屋が近かったので、あわてて足早に進み小屋で1時間ほど雨が止むのを待った。
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なかなか晴れないなあ・・・
梅花皮避難小屋は快適で水洗トイレ。
ここに泊まろうかな・・・と思うが、明日、下山後バスがないので、余分に5キロほどあるかねばならない。
もうひとつ向こうにある門内小屋まで行くことにした。
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小屋に14時頃到着。
新潟から来られたお兄さんが1名。
本日の同宿者。
山が好きな人で、この方とも山のことをベラベラと喋りまくる。
あとで入って来られた男性6人組のパーティーが航空自衛隊の方々だったのだけど、彼らのうちの一人がこのお兄さんの顔を覚えていて、某登山道具店の店員さんだと発覚www

よりいっそう山の話となり、喋る。
お兄さん、喋りまくってすみませんでした。

天気はとゆうと16時頃から暴風雨になり、明け方まで続いた。
どうやら日本海側に小さな低気圧があって、それが高気圧に押されて飯豊上空を通過中のようであった。

航空自衛隊のお兄さんたちは、たぶん梅花皮小屋の手前で風雨にやられたのでは。

翌朝、またまたガスが深く風も残る中、お兄さんが先に出発。
私もいよいよ帰らねばならないので出発する。

もう飯豊は見えないのか・・・とあきらめかけたころ、青空が見えて山が見えてきた。
歩いて来た飯豊山〜北股岳が見える。

ありがとう!飯豊山よ!
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梶川尾根を下山して飯豊温泉から国民宿舎までは、地元のおじさんの車に拾ってもらった。

国民宿舎の前で、ビショビショな靴と濡れモノを干していると、なめこを納品に来た地元のおばさんに声をかけられる。

町まで出る用事があるけど、車に乗っていくか?と。
バスが車で、あと1時間くらい待たねばならず、その時間のバスだとお風呂にゆっくり入っておれないかも・・・と思っていたので、ありがたく車に乗せてもらう。
町へ出る準備をするので、自宅に寄って、庭先でこれを食べて待っててねと。
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よく冷えた美味しいとまと。
金色の稲穂を眺めながら、いただいた。

おばさんのお祖父さんは国立公園のお世話をされていて、梅花皮小屋の管理人をしておられたそうだ。
いつも家には山の人が泊まっていて、山の格好をした人をみるとほっておけないのよーとおばさん。

暖かい心遣いに感謝。

地元の方がどんなに飯豊を愛しているのか、誇りに思っているのか、それを垣間見た気がする。
天気はほんとにダメダメだったけど、最高の山旅だったなあ・・・と。

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コメント(2件)

内 容 ニックネーム/日時
良かったね!
魚屋
2016/09/19 23:49
うむ。やはり食べる係だった(笑)何日もひとりで小屋番してるKさんも、何日も歩いてリヤカー引いてテントで旅してるKさんも、料理は上手だったwぼんやり見てたらあっとゆうまにいろいろ出来上がってた。
あめやん
2016/09/20 00:50

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