雨もまた楽し

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<<   作成日時 : 2010/04/05 20:54   >>

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photo by kimu

行きたい気持ちはやまやま。
でも、予想行動時間が12時間。

体力持つだろうか・・・
歩けるだろうか・・・

ほんとはそんな不安でいっぱいだった。


でも、決めた。
リーダーのけも氏が行こうと連絡をくれている以上、あとは自分の問題。
自分が「可」なら「可」、「不可」なら「不可」
不安は口にすまい。
「どうしよう・・・」も無し。
行こうと思えば行けるはず。
ただ、天気の悪い時、冬型の気圧配置になった時だけはやめようと。

かっきーからは、「毎日ランニングするように」とのお達し。
あたりまえだ。
みんなとは雲泥の差の体力とスピード。
直前の付け焼刃ではあるが、何もしないよりはマシだろう。
できることはやっておかねば。
というわけで、朝会社に行く前に5キロ走る。


金曜日、バスで甲府入り。
甲府城の桜が満開。
ひとり花見。

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土曜日10時半頃、だるるにピックアップしてもらって、待ち合わせの場所へ。
緊張しているのか、お腹の調子が悪く、昼ご飯に明石焼を食べた。
なんでここまできて、明石焼やねんと自分でつっこんでみる。
関西では絶対にありえないが、明石焼に紅ショウガが入っていた。

鍋の買い出しをすませ、駐車場に着いたのが2時ころ。

荷物を確認して、歩きはじめる。

いつものことながら、あっとゆうまに置いていかれる。
同じリズムで歩くと、歩幅が全く違うわけで。
早足で歩こうと思うと走らねばならない。
走るのも無理なので、あきらめる。
徒渉では荷物が重くて飛べず、靴を濡らしてしまう。
そんなこんなで、なんとか、小屋へ到着。
「しんどー」

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photo by kimu

小屋には先客のテントが2張り。
テントに寝るとして、食事をするスペースがあったので、そこを借りて宴会。
今日は厳しいけも氏の酒量規制チェックもありーの、たぶん最近の宴会にしたら静かなものだったと思うが、チェックの目を盗んで持ち込まれたお酒もありーの、ta○○ko my love 〜♪熱唱とか、熱血釣り談義とか、少しテントの登山者の方には迷惑かけたかも。
本当は、もっと彼女の話をみんなでワイワイしたかった。
けど、今回の目的は彼女のたどった道を歩くことだ。
いつか、彼女の話を思う存分できる宴会をしたいな・・・

夜は星がきれいだったが、寒かった。

いよいよ日曜日。
4時出発なので、2時半に起きる。
3時半、だいたいのパッキンをすませて、朝ご飯食べてお茶を飲んでいたら
「あめやん、行く用意できてる?用意できているなら先に行こ。」と完全に出発用意のすんだけもけも。
そうなのだ。
今日の行動のネックは、アタシの歩くスピードの遅さなのだ。
用意できているなら先に行くくらいでないと。
のんびり構えていたアタシはあわてて、だいたいの荷物を確認して・・・アレがない・・・コレは・・・ごそごそ・・・
結局、4時になった
「おそい」と怒られる・・・が、けもけも、かなり辛抱強くまってくれていた。
まだ、荷造り途中のみんなより一足早く出発。

でも、30分もしない間に追いつかれる。

なんせ、二日酔いで「ワン○ロ、ツーゲ○♪」とゲ○吐きながらやってくるかっきーにすら、「ゆっくりでもええから止まらんと歩く!!!げ○・・・」と叱咤されながら登る。

荷物が軽いんだからもっと早く歩けそうなのだが、荷物軽いぶんみんなもスピードアップ。

ほんまに、アタシは遅い。
しんどい。

ハァハァ言いながら登り、行けるんやろうかと・・・
ココなら一人で戻れる・・・と弱気が頭をもたげる。
が、口にしたらお終い。
「ほな、そうしなはれ」
言われるだけやし。

とにかく「ta○○ko my love♪」会うまでは。

頑張る。

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photo by kimu

彼女がココへ来たときは、こんなもんじゃなかったはずだ。
もっと厳しいラッセルともっと厳しい気象条件・・・

やがて、岩稜帯に突入
有名なカニのはさみ

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photo by kimu

フィックスロープを越えると、雪壁。
アタシは両手にアックスで登る。
d氏、うしろでカバーしてくれている。

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photo by kaki

7時半。
大天狗が頭上にそびえる。
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photo by kimu

見た目そんなに難しくなさそうだったけど、落ちれば下までいってしまうので、ロープ出してもらう。

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photo by kaki

8時半
いよいよ、大天狗の取り付きだ。
小屋で一緒だった3人パーティーを最初のフィックスロープの当たりで見かけ、後を追っていたが、それとは別の3人パーティーが・・・

あの声は・・・Iっち。
おーい!
と呼びかけ、手を振る

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Iっち達はテント泊装備を持っての登攀なので、小屋の3人パーティーに先に登ってもらったようだ。

ここでのんびり待ち時間。
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photo by kimu

しかし、今日は天気最高!
風も八ヶ岳にしては、全く問題ないくらいの微風。
しかも、暖かい。

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Iっちパーティーは重荷を背負いながら登る。
さすがである。

そして、続く私達。
まずは、けもがリード。
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そして・・・
あの場所へ

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実は、アタシは全くこの時なにも考えないようにしていた。
見ないようにしていた。
泣いたり、悲しんだり・・・そんな感情の起伏は今日はいらない。
彼女のことを考えると精神の凸凹が沸き上がってきてしまいそうだったので。

ひたすら「無」・・・

みんなが供養の花やらお酒やら線香やら持ってきてくれていた横に、お菓子を置いてもらった。
スイーツ大好きだった彼女、本当ならばケーキといきたいところだったが・・・これで我慢してね。

あと少しだったのに。
あの荒れた天候の中を、よくここまで来たね。
アタシなんか、こんなに天気良くて風が無くても、しんどくて引き返そうかと思ったよ。

みんなで登ってきたよ。

友よ・・・

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********
彼女の続きを歩く。
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photo by d

稜線着10時10分。
時間は余裕。
よかった・・・
このペースなら明るいうちに帰れそうだ。

でも、ここからの下りは長かった・・・
キレットへの下りが案外核心だった・・・

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photo by d

氷っていたり・・・

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photo by d

私は登りも遅いが、下りはますます遅くなる。
それにツルネの下りは迷いやすいらしく、またもやみんなをお待たせするばかり。

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photo by d

ガスが上がってきて、天気予報通り午後からは怪しい雲行き
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photo by d

ツルネにあがり東稜を下り、上の権現沢から出合小屋へ戻ったのは2時過ぎ。
テントをたたんで2時半ころ小屋を出発した。

もう、荷物が重くてヘロヘロ。

よたよた歩く。

ながーい林道を歩いて、車に着いたのが5時。
みんなを30分以上は待たせたようだ。
ごめんね・・・


**********
アタシには決して一人ではこれないコース。
リーダーをつとめ、声をかけてくれたけもけもありがとう。

かっきー、きむち、だるだる、d氏、f氏

みんなのおかげで、全行程歩き通すことができました。
待たせてばっかりでごめんね。
それに、たくさんの写真もありがとう。
アタシはいっぱいいっぱいで、写真を撮る暇すらありませんでした・・・

Iっち達ともあの場所であえて、よかった・・・

彼女の歩いたコースを歩くことができて、少し納得できたような気がする。
故人ができなかったことをやってあげると供養になるとか。
みんなと続きを歩いたことで、少しは彼女の魂を安らかにすることが出来ただろうか・・・

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photo by d
























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コメント(21件)

内 容 ニックネーム/日時
おつかれさんっす。いや〜天気ですね。これで一歩先へ進んでいける事でしょう。
はぁ〜僕はいつも葛藤の嵐だす・・・。
こて
2010/04/05 21:38
ええ天気でした。
一歩先へ進めるんかなあ・・・まだ、わからん。
確かなことは、年々体力も気力もスピードもどんどん衰えているてこと。
こてちんも、がんば!
あめやん
2010/04/05 21:56
おちゅでした。
予想よりも早く下山できて、良かったですわ。
おかげで、厚切りロースとんかつを食べる事ができました。
たかやんも、喜んでいる事でしょう。

2010/04/05 23:25
おつかれさまでした。
本当にありがと。
大天狗もトンカツも行けて満足でした。
け氏からは、リーダーたるものどうあるべきかを学びましたわ。
takako喜んでくれたかなあ・・・
あめやん
2010/04/05 23:43
よう頑張りましたな、というか条件に助けられたか。
彼女に感謝やな。
まあ誉めてはくれとると思います。
僕は笑われてると思いますが...。

2010/04/06 10:56
喜んでくれたかなあ〜
見ててくれたかなあ。

彼女はね、酔っぱらったぬ氏も好きやったと思うよ(笑)
なんかさ〜くったくなくって(爆)

いろいろアドバイスありがとう。
スキーも山も足元見ちゃっているのよね・・・
同じやなあ。
気をつけて歩いてみるわ。

確かに、好条件やった。
気温も高かったし。
とにかく、大天狗行けて、全部歩いて明るいうちに降りて来れて、よかった。

takakoとみんなに感謝です。

さてと、前へ進みましょうか。
あめやん
2010/04/06 11:15
お疲れ様でした。
いい天気で気持ちよく登れました。
大天狗に行けてお線香もあげられたし、
噂のトンカツも食べれたし、
いい供養になったと思います。
だるし
2010/04/06 14:32
やりたいと思ったことが、滞りなくすむと、気持ちがすっきりします。
これこそ、たかやんのプレゼントかも。
仲間に感謝!
あめやん
2010/04/06 14:38
おつ!
次回は笠置で合いましょう
F
2010/04/06 21:40
おつかれさんでした。
最高の条件でさっくり登れてよかったですな。
こんどはじっくり旨く飲める宴会もやりたいですな。
きむち
2010/04/06 21:43
>F氏
おつかれさまでした〜!久しぶりに会えて嬉しかったです。
笠置←川?山?
どっちですか?
トレンドは笠置山です。(岐阜県)

>きむち
きむちにも会うのも1年ぶりかな?
ホンマ、今回の八ヶ岳の条件は最高でした。
よかった・・・
やっぱ、川辺ちゃいますか?じっくり飲めるのは・・・
よろしくです(笑)
あめやん
2010/04/06 22:43
そういえば、あめやんと山行くの久しぶりだったね。
たかやんも一緒にいるような、ふとそんな瞬間が何度もありました。
あの頃はいつも一緒だったしね。ほんと仲良しだった。いいコンビだった。
d
2010/04/06 23:41
どっちかとゆうと、+と-みたいに、全く性格の違うあめたかシスターズやった。
優柔不断で一見人当たりがよく見えるけど、結構気難しい性格のアタシと、頑固で一見無愛想やけど、めっちゃピュアで真っ直ぐで可愛らしい性格のtakako。
反対やから良かったんよね。
なんか釣り合い取れてて。
かたっぽおらんと、天秤ばかりが傾くように、アタシも傾いてしまうわ・・・

一緒におったと思うよ。
きっと、お菓子も食べにきたんやで(笑)
あめやん
2010/04/07 00:12
急にジョギングを始めたなあ?って思っていたら、こういうことだったのですね。
無事に晴れた穏やかな日に恵まれて、彼女を見送ることができて本当によかったですね。線で亡き人の後をトレースすることができたのは、ほんと、みんなのおかげですね。
けもさんのリーダーぶりも見たかったです。
MINMIN
2010/04/07 20:44
どうしても天狗尾根行きたかったので。
友達の結婚式の2次会と、労山の搬出訓練のアシスタントを断る不義理をしてでも、行かねばならなかったのです。アタシ的には。
やっと、もやもやから抜け出た感じです。
あめやん
2010/04/07 23:32
お疲れ様でした。みなさんともお会いできてよかったし、みなさんとあの場所へ行けてよかったです。少しずつ整理していきたいですね。
来週、よろしくお願いします。
inako
2010/04/08 23:57
いなっちの見た鳥は、d氏が下りにずーっとみていて、d氏もどうやら不思議な感覚だたようです。
アタシの後でずーっと実況中継してました(笑)
アイゼンもしかり。。。
しかし、気象条件はたぶん最悪だったろうに、あそこまで2人で登ったラッセル力も、大天狗を直登した技術力も、人並み以上のものだったろうに、ほんとうに残念でなりません。
残された私達は、安全をキモに命じて、前へ進みましょうね。
来週、楽しみにしてます
あめやん
2010/04/09 00:08
あめやん、ご無沙汰でーす(^O^)/
ひとつ区切りをつけること出来たようですね!
最近はあまり会う機会が無くって寂しいですが、あめやんらしい新たな一歩が踏み出せることを祈ってるから!がんばっ!
もーりん
2010/04/10 21:51
もーりんさーん!
あめやんも、連絡しようと思っていたのです。
そろそろ、ロクガに出没考えてたとこでした。
でもあまりにも遠のいていたので、行きにくいなーと。
やっぱ、アタシにはakiさん必要ですわ。
また、出没したら、ヨロシクお願いします。
あめやん
2010/04/11 22:13
すばらしい山行
そして素晴らしい仲間ですね。

何も知らない私が言うのも差しでがましいのですが
これからもずっと笑って山に登れる事が
自分にとっても、仲間にとっても、故人にとっても
やっぱり、それが最高なんだなと思いました。
seitarou
2010/04/13 06:52
seitarouさんと出会った時は、遠くで見ることしかできませんでしたが、今回登ることができて、よかったです。
仕事忙しそうですね〜
移住計画実行するときは教えてくださいね(笑)
あめやん
2010/04/13 09:10

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